1年間手元に置いておける目標をAIと作る
毎度年末にその年の振り返りと翌年の目標設定をしているが、その時の自分の興味関心ごとに偏った内容になりやすく、結局一年間続けるモチベーションが湧かない。なんなら目標自体を忘れているということが多々ある。
今回の目標設定ではその問題意識をもとに、AIと対話を通じて、一年間運用に耐えうる目標設計を目指してみた。その過程を記録する。
前提、フレームワークは数年前からWheel of Lifeを選択している。
1年分の日記を振り返る
普段から日記・デイリーログのようなものをつけており、自分の一年間の興味関心・思考・動向がふんわりと記録されている。それをもとにまずはふりかえり項目の再検討を始めた。
日記の文章からそのまま抽出してくると文脈を取りこぼす可能性があるので、まずはAIが全ての記載日の内容を要約し、その内容に12個のタグから該当するものを付与した。
12個のタグも要約した内容を元にAIが選定した。なお、このセクションではClaudeCodeを使っている。
メンタル/気づき/趣味/人間関係/幸福/健康/お金/仕事/挑戦/生活/改善/習慣
これらのタグから1年間の自分の記録の癖や興味関心が見えてくる。ここから項目の選定を試みたが、何をもって選定するのか?という疑問にぶち当たる。
何のために10個前後の項目を選定して、それぞれに目標を設定するのか?幸せになりたいからだなと素直に思い至る。目標を立てたいのではなくて、いまよりより良い状態になりたいはず。
Wheel of Lifeについて調べ直していた中で見つけたnoteで、幸福度のグロースモデルを作成している事例を見つける。これは今の自分にぴったりの進め方だと思い、これを試しながら項目の選定を行なった。
2023年をライフホイールで網羅的に振り返る|あたまがきんに君
項目ごとのつながりを考える
まずは幸福の定義から。自分の考える幸福をAI(ChatGPT)に伝えて、「それは安定と充足の2つの軸がある、ならば項目もそれぞれに紐づくのではないか?」とAIが整理。しっくりきたので、それを元に各項目を並べ、繋げ、分割したり、くっつけたりしながら、AIによるレビューを経て、最終的には10個の項目に落ち着いた。
健康/仕事/お金/家族/行動力/暮らし/自己成長/インプット/自己表現/人間関係
基盤レイヤー(健康やお金など)が安定すると、充足を目指す実行レイヤーが動き出し、幸福に繋がる。実行レイヤーもすべてが幸福に影響するわけではなく、次の項目に作用するためのものも存在する。例えば「行動力」は幸福に直結するというより、他の項目(インプット、自己表現など)を動かすエンジンのような役割だった。これらの項目をもとに闇雲に目標を立てても必ずしも幸福に繋がるわけではない、という理解もできた。これによって、どこに力を入れるべきかが見えるようになる。
振り返る
振り返り自体は人間が行う。
項目ごとに5点満点で点数をつけて、GoodとMoreを簡潔に記載していく。
例:
📚自己成長
- ★★★★☆
- Good
- TOEIC受験、編み物、食事改善、ジムなど
- エッセイを書いて寄稿したこと
- More
- 継続を期待したい
点数は全体的に低かったが、点数だけで現状を示すのは難しいと判断したので、マトリクス分析を行なった。軸は「満足しているか」と「この1年で意識・実行したか」にした。
↑で例に挙げた自己成長は、実行しており概ね満足しているものの例である。
この2軸分析によって、現段階で満足していない項目たちを、やり方自体を再検討すべきものと、意識を上げるものの2つの戦略に分類できることを発見できた。
これで振り返りの工程は終了。ここからは目標設定に移行していく。
翌年注力する項目を選択
10つの項目すべての点数UPを叶えることは難しいので、優先順位をつけることにした。これはAI(ClaudeCode)が伴走している。
優先順位ごとに指標を設け、それぞれの項目をTierで分けた。
Tier1 : 集中する(自己表現など計4つ)
Tier2 : トラッキングする(健康など計4つ)
Tier3 : 無理に頑張らない
Tier2までで8割をカバーしようとする欲張りさんをしているのだが、少なくとも全てを完璧に行うのではなくあくまで優先順位づけなので一旦はよしとした。
項目ごとに具体的な目標を決め、行動に落とし込む
Tier2までの項目に目標を設定。書き出した結果、今回は達成したら完了のゴール型だけではなく、習慣化を目的とした継続型の目標も設けることになった。
混在することは取り扱いが面倒になるので正直避けたかったが、今の自分には必要なことだと理解して、その代わりにこれらの目標に向けて動けるように行動にブレイクダウンするためのwishlistを用意している。各項目ごとに細かい行動要件を記載する。
本当に雑な例:健康
目標 - 睡眠スコアxx
行動 - x時にお風呂を入れる、x時に寝る
それ以外の観点でもやりたいと思ったことはwishlistに書いておくことにしている。やりたいことリスト100に憧れてるんだ。100も書くには大して思ってもないことを混ぜ込むことになりそうで、それが癪なのでやらないのだけれど。
運用する
すでに運用中の月初・週次の目標設定、週末・月末のふりかえりのサイクルを活用して、立てた目標の達成に向けて行動していく予定である。
これらの目標設定・振り返りはAI(ClaudeCode)が伴走している。
まとめ
これまでのその場の思いつき目標との大きな違いは、目標ごとの関連性や因果関係や、目標のトラッキングを定期的にできる状態を構築したことだと考える。
これ自体は人間が知識の海に潜って探索すればできたことかもしれないが、AIとの対話ができたことによって、しっくりくるまで整理できたこと、1人だと堂々巡りして疲れて面倒くさくなって適当になるところを、AIに客観的に整理されるところが特に良かった。
現時点では人生で一番質の高い目標設定が行えたと思っている。あとは運用していくだけである。がんばっていこうな。